爬虫類イベントで生体をお迎えする際の注意点:後悔しないためのチェックリスト

近年、日本各地で様々な爬虫類イベントが開催されています。

たくさんの生体が集まる会場は、まさに爬虫類好きにとっての夢の空間!

しかし、その場の勢いで「かわいい!」と衝動的に生体をお迎えしてしまうと、後で後悔することにもなりかねません。

今回は、爬虫類イベントで健康な生体と出会い、素敵な爬虫類ライフをスタートさせるためのチェックリストをご紹介します。

  1. イベントに行く前に準備すること
  • 飼いたい生体をリサーチする:イベントには様々な種類の爬虫類が集まりますが、すべての種があなたに合うとは限りません。

事前に飼いたい生体の種類をいくつか絞り込み、寿命、最終的な大きさ、必要な飼育スペース、餌の種類、飼育環境の温度・湿度などをしっかり調べておきましょう。

  • 飼育用品の準備を済ませておく:

生体をお迎えしたら、すぐに適切な環境で飼育を始められるように、ケージ、保温器具、照明、床材、水入れ、シェルターなどの飼育用品を事前にすべて揃えておきましょう。

  • 予算を決めておく:生体代だけでなく、飼育用品代や、長期的な維持費(電気代、餌代など)も考慮して、無理のない予算を立てておきましょう。
  1. イベント会場で生体をチェックする
    イベント会場では、たくさんのブースがあり目移りしてしまいますが、落ち着いて、これから家族になるかもしれない生体をじっくり観察しましょう。
  • 全体の様子:痩せすぎていないか、逆に太りすぎていないか。

骨格や肉付きが健康的か確認しましょう。

  • 目の周り:目が澄んでいるか、目やにが出ていないか、くぼんでいないか。

元気がないように見える場合は注意が必要です。

  • 口元と鼻:口を開けて呼吸していないか、唾液や泡が出ていないか、鼻水が出ていないか。

感染症の兆候である可能性があります。

  • 手足と尾:指や爪が欠けていないか。 骨が曲がっていたり、尾の先が細くなっていないか確認しましょう。
  • 皮膚:脱皮不全の跡がないか、傷やダニがついていないか。

皮膚に張りがあり、適度な潤いがあるかも重要です。

  • 糞の状態:もし可能であれば、ブースのケージ内に正常な糞があるか確認してみましょう。

糞に異常がある場合は、消化器系の病気の可能性があります。

  1. ブリーダー・ショップのスタッフに質問する

生体を販売しているブリーダーやショップのスタッフは、その生体に関する専門家です。

気になることがあれば、遠慮せずにどんどん質問しましょう。

  • 生体の情報:性別、現在の年齢、C.B.(飼育下繁殖)個体かWC(野生採集)個体か、餌は何をどのくらいの頻度で食べているか、 最後にいつ食べたかなどを聞きましょう。

C.B.個体は、飼育環境に慣れており、寄生虫のリスクも低いため、初心者には特におすすめです。

  • 生体の健康状態:これまでに病歴がないか、脱皮不全や餌食いの問題はなかったかなど、正直に話してもらいましょう。

  • 飼育方法について:ブリーダーやショップによって、飼育方法に独自の工夫をしている場合があります。

飼育のコツや注意点について、詳しく聞いておきましょう。

最後に
イベントの雰囲気や、たくさんの生体を前にするとテンションが上がってしまいがちですが、一度落ち着いて、本当にその生体をお迎えする準備ができているか、もう一度自分に問いかけてみましょう。

「この子の命を最後まで責任を持って守れるか?」

この問いに「はい」と自信を持って答えられたら、いよいよ素敵な爬虫類ライフの始まりです!健康で元気な生体と出会えることを願っています。

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